第二次大極殿
内裏の北には第二次大極殿の基壇があります。上ってみるととっても眺めがいいですよ。かなり急な階段を上ります。段の上からは、第二次朝堂院があった草原が一望できます。そして遠くに朱雀門が見えます。近鉄の電車が時々通過していきます。
先に第一次大極殿を紹介しましたが、二つの大極殿が並存していたわけではなく、第二次大極殿は、745年に恭仁京から平城京に都が戻ってきたときに建設されたものです。
機能は第一次大極殿で紹介したとおり、即位や元日の朝賀などの大礼に使われました。
大極殿の周囲は築地回廊で囲まれていました。正月には大極殿前庭に七本の宝幢（ほうどう）が立てられて諸臣の朝賀が行われたのですが、第二次大極殿跡に建ってみると、正面に木の太い柱が並んでいます。これが七本の宝幢をあらわしているのだと思います。
こちらは第二次大極殿の正面から見た写真です。
第二次大極殿の斜め正面から見ると、第一次大極殿のシルエットが見えます。
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