第一次大極殿
第一次大極殿はただいま復元工事をやっています。この復元工事は2002年から始まり平城遷都1300年際の2010年に完成する予定です。
第一次大極殿は基壇の痕跡がかろうじて残っていました。1300年あまり風雪に耐えて今も残っているのは驚きです。東西53メートルもある大きな基壇です。第一次大極殿は恭仁京に移築されたことがわかっています。恭仁京の基壇と礎石は今も残っているので、この発掘調査結果などを利用して復元しているようです。
屋根の形などは当時の建築物の見本が無いので、10年以上の歳月をかけて専門家が議論した結果復元されることになりました。
もうすぐ完成するのですが、今は周りの覆いが取れて、少しだけその姿を外から見ることができます。
大極殿の役割
大極殿は、即位や元日の朝賀などの大礼に使われました。即位をする場所は大極殿なのです。朝賀は日本各地や海外から天皇にお土産を持ってご機嫌伺いをしにくることですね。この大極殿に中国からシルクロードを通ってきたお宝が集まってきたのでしょうね。そして今は東大寺の正倉院に収められているわけです。
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